タイムリーに、米国の協力者から、ベアデンの新たな文献が提供されました。その中で、電磁気のポテンシャル・エネルギーによる生物学的、化学的影響の見直しが行われている筒所を紹介します。他の項目に関しては次回で紹介したいと思います。
さて、今度は、最近発見された血中ヘモグロビンへの水の水素結合作用について述べる。そこでは、水素結合の働きがヘモグロビンの酸素運搬能力を増加させていくのである。60〜70個位の水分子がヘモグロビン分子(一個)を取り囲み、広範囲の水素結合を行っている。そのことによって、ヘモグロビンの酸素との結合及びその運搬の化学的な能力が増加していく。重要なことは、血液中の水の汚染によって、水素結合の有効性に強力に影響を与え、ヘモグロビンの酸素を運ぶ能力を減少させてしまう。そして、体内の血液が化学物質、農薬殺虫剤、煙などによって汚染されると、直接的かつ劇的に体細胞への酸素の供給力が低下し、その結果、ほとんどの身体細胞中で持続的な“酸素飢餓”状態(hypoxia)がもたらされる。
水の水素結合構造は高い動力性を持ち、かつ絶えず適応可能で、それは高次の内部秩序を持つという事が今では知られている。一範囲、あるいは多量の範囲での水素結合構造の集合体は、水素結合ポテンシャルと考えることができる。なぜなら、対立勾配の総量はストレスポテンシャルを生成するからである。従って、ヘモグロビン分子を取り囲んでいる水素結合流体中において、水素結合スカラーポテンシャルが存在し(*ストレス・ポテンシャルはスカラー・ポテンシャルと同一だからです)、それはホイッテッカ−/ジオルコフスキー(Whittaker/Ziolkowski) の“W/Z”の還元(分解)によって、多重波構造を有することになる。流体へのあらゆるそして全ての汚染は、電磁場や電磁信号、又は化学物質などによる物も含め、水素結合構造を変え、それは水素結合ポテンシャルの内部的W/Z構造(*多重波構造)を変える事になる。血液の水素結合が粗悪化すると、赤血球のヘモグロビンによる酸素輸送が減少し、最終結果として体内の細胞中で持続的な低酸素血症状態が引き起こされる。
ホイッテッカ−によって示されたように、どの様な電磁信号もこのスカラー電磁ポテンシャルの干渉の結果生じる。それは、スカラー電磁ポテンシャルが持つ内部的な電磁波構造の干渉の結果である。電磁的放射線の多重信号は、多数の対スカラー電磁ポテンシャルの干渉と見なす事が出来る。これらのポテンシャルの干渉は、体内の原子核まで通過浸透して行き、体の深細胞制御の中で作動している個人の内部的量子ポテンシャルと相互作用を起こす。また、この電磁的放射線の多重信号は、どれほど弱かろうと血液中の水素結合構造と直接相互作用を起こす。電磁的放射線が単一信号の場合でもすでに体内に存在している弱い場と適切にペアーリングを形成し、その結果W/Z構造ポテンシャル(*多重波構造ポテンシャル)をも形成する。
体内におけるそのような多くのポテンシャル、及び内部的構造の干渉から、赤血球及びヘモグロビン上にもまた、勾配(力場)の相互作用が生成する。短く言えばそれは、ちょうど他のあらゆる汚染物質同様、背景にある低位の電磁的放射線はヘモグロビンの水素結合と相互作用を起こすことができ、その酸素輸送能力をひどく低下させる。外部的電磁環境の濃度がより高くなるほど、干渉度は大きくなり、酸素運搬での水素結合への干渉が増加する。
つまり、信号(電磁的)の濃度が非常に高い環境内へ押し出されると、それに晒された個人の中には“累積的な水素結合干渉の線量”を受ける事となり、それは既に現存していた投与量へ追加することで、その場合は、個々の量子ポテンシャル中で点火された逆信号によって細他の中へ“指示された”身体的症状を引き起こすのに充分なのである。
最近の湾岸戦争において、多くのアメリカ人が突然、歴史上最も高濃度な電磁信号の環境に押し込まれたが、この超短期間の戦争から帰還してから間もなく、ベテラン(熟練兵)の多くは現在“湾岸戦争シンドローム(症候群)”として知られている、遅延性の健康上の変化を経験している。軍はこの症候群を“ストレスによって引き起こされた”感情的な精神的外傷であると説明しようとしているが、これらベテランたちのほとんどが、テストを受けた時には感情面のストレスは、第二次世界大戦、朝鮮戦争、あるいはベトナム戦争時と比べると遥かに少なかった(湾岸戦争での戦闘死はわずか200人たらずである)。本質的には湾岸戦争は殆ど“屋内射撃練習場”のようなものであったので、軍が述べたように戦闘によるストレスが湾岸戦争症候群の原因であるというのは、全く実際的ではない。
(出典‥「電磁場及び放射線の生物学的影響と癌及び未解決の健康問題」T・E・ベアデン)